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2021年3月23日に提供が始まったauの格安プラン「au povo(ポヴォ)」。
povoは月額2,728円で20GB高速通信でき、20GBを超えて低速に制限されても最大1Mbpsの速度は出るので普段使いには問題ありません。
また1Mbpsの速度が不満なら、1回220円で24時間データ通信が使い放題になるトッピング(オプション)も選べるなど、たくさんのメリットがある料金プランです。
ですが、当然ですがpovoにはデメリットや注意すべき点があるのも事実。
そこでこのページでは、「povoを契約する前に良い点・注意点を詳しく知っておき、契約したあとに後悔しないようにしたい」という人に向けて、実際に自分がpovoを契約して使ってみて分かったメリットとデメリットについてまとめています。
メリット・デメリットともにかなり細かい点までカバーしているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 1. au povoのサービス内容詳細
- 2. au povoのメリット・特徴
- 2.1. ひと月20GB使えて月額2,728円~とかなり安い
- 2.2. かけ放題なしを選べる
- 2.3. auと同程度の快適な通信速度でネットを使える
- 2.4. 20GBを使い切った後も最大1Mbpsで通信できる
- 2.5. トッピングを追加することで柔軟にカスタムできる
- 2.6. 550円でデータ容量を1GB追加できる【トッピング1】
- 2.7. 1回220円でネットが24時間使い放題になる【トッピング2】
- 2.8. 5分かけ放題と24時間いつでもかけ放題も選べる【トッピング3・4】
- 2.9. 無料でテザリングが利用できる。24時間データ使い放題トッピングをつければテザリングも無制限
- 2.10. iPhone 6s以降のiPhoneとVoLTE対応Androidスマホで使える
- 2.11. eSIMにも対応。povoの提供開始日からeSIMを申し込める。
- 2.12. キャリア決済のauかんたん決済に対応
- 2.13. 国際ローミングによる海外データ通信・海外通話に対応
- 2.14. 最低利用期間・解約金がない
- 2.15. povo・au・UQモバイル間で解約金・番号移行手数料・新規事務手数料が無料
- 2.16. 【終了しました】先行エントリーキャンペーン適用でau PAY残高3,000円分がもれなくもらえる
- 3. au povoのデメリット・注意点
- 3.1. 申し込みはオンラインのみ。auショップなどの店舗では申し込みできない
- 3.2. auショップや電話でのサポートが受けられない
- 3.3. キャリアメールが使えない
- 3.4. 余ったデータ容量を翌月に繰り越せない
- 3.5. auからpovoに変更するとauの契約期間が引き継がれずリセットされる
- 3.6. 支払い方法は新規とMNP転入の場合はクレジットカードのみ
- 3.7. au PAY ゴールドカードのPontaポイント10%還元特典が適用されない
- 3.8. データシェアには対応していないのでタブレットプランライトの活用を
- 3.9. お留守番サービスEXや割込通話サービス(キャッチホン)に非対応
- 3.10. povoと端末のセット購入はできない。スマホは自分で用意する必要がある
- 3.11. Apple Watchのナンバーシェアには非対応
- 3.12. au家族割とau家族割プラスが適用できない(2021年夏までにpovoを申し込むと家族割プラスの家族人数としてはカウントされる)
- 3.13. auワイド学割も適用されない
- 3.14. auスマートバリューは適用できない
- 3.15. auセット割も適用不可
- 3.16. 5G対応は2021年夏の予定。サービス開始当初は使えない
- 3.17. しばらくは契約解除料もしくは番号移行手数料と新規事務手数料が一度請求される
- 4. povoがおすすめな人
- 5. povoがおすすめでない人
- 6. まとめ。au povoはトッピングで柔軟にカスタムできるコスパの高いプラン
au povoのサービス内容詳細
povoのメリットとデメリットを解説する前に、まずは現時点で発表されているpovoのサービス内容の詳細をまとめておきます。
提供開始日 | 2021年3月23日 |
契約できる人 | 20歳以上の個人 |
月額料金 | 2,728円 |
月間データ容量 | 20GB |
20GB超過時の速度 | 最大1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 |
SMS | 送信:1通あたり3円 (70文字まで) 受信:無料 |
ネットワーク | 5G (2021年夏提供開始予定)/4G LTE |
eSIM | 新規とMNP転入で利用可能 |
トッピング | 5分以内通話かけ放題 :550円 |
通話かけ放題:1,650円 | |
データ使い放題24時間:220円 | |
データ追加1GB:550円 | |
キャリアメール | 利用できない |
テザリング | 追加料金なしで利用できる |
+メッセージ | 利用できる |
留守番電話サービス | 利用できない |
割込通話サービス (キャッチホン) | 利用できない |
三者通話サービス | 利用できない |
迷惑電話撃退サービス | 利用できない |
ボイスメールサービス | 利用できない |
着信転送サービス | 利用できる |
国際電話・国際SMS | 利用できる 料金はこちら |
国際ローミング | 提供予定 (開始時期は未定) |
あんしんフィルター for au | 利用できる |
災害用音声お届けサービス | 利用できる |
緊急速報メール | 利用できる |
家族割プラス | 割引・カウント対象外 ※2021年夏までにpovoに加入すると、早期申込特典としてpovoの回線も家族人数のカウント対象になる |
auスマートバリュー | 割引対象外 |
家族割 (家族間通話料・SMS利用料の割引) | 割引対象外 |
スマイルハート割引 | 割引対象外 |
対応端末 | 一覧はこちら |
かえトクプログラム アップグレードプログラム アップグレードプログラムDX アップグレードプログラムEX アップグレードプログラムNX | auからpovoへの移行後も継続して利用できる ※2021年夏以降にauオンラインショップで特典の利用が可能 |
故障紛失サポート 故障紛失サポート with AppleCare Services | 2021年夏までにauからpovoに移行すると継続して利用できる |
支払い方法 | クレジットカード ※auからpovoに移行する場合はauでの支払い方法を継続できる |
キャリア決済 | auかんたん決済 (通信料合算) をご利用できる |
au契約期間 | 引き継がれない |
手数料 | 契約事務手数料:0円 |
契約解除料:0円 | |
au/UQ mobile/povo間の移行手数料:0円 | |
お申込み窓口、お問い合わせ窓口 | オンライン限定 |
au povoのメリット・特徴
まずは、povoのメリットや特徴から。
ひと月20GB使えて月額2,728円~とかなり安い
povoの最大のメリットは、ひと月20GB使えて月額料金は2,728円~という安さです。
povoとauのサブブランドのUQモバイル、auのピタットプラン、auの使い放題プランの使い放題MAX 5G/4Gと料金を比較してみます。
povo | UQモバイル くりこしプラン | au ピタットプラン | au 使い放題MAX 5G/4G |
|
---|---|---|---|---|
容量 | 20GB | 15GB | 4GB~7GB | 無制限 |
月額料金 | 2,728円 | 2,728円 | 4,928円~ | 4,928円~ |
上記の通り、povoはUQモバイルのくりこしプランと同じ料金で5GB多くネットが使えます。
auのピタットプランは他のプランに比べると割高。使い放題MAX 5G/4Gは家族割など適用できる割引をすべて適用すると4,928円~使えます。
2,728円で20GB使うか、最安で4,928円でネット使い放題にするかは毎月の利用状況によって変わってはきますが、このページを見ている人は使い放題ではなくそこそこネットが使えて安いプランを検討していると思うので、UQモバイルよりも安いpovoのコスパはかなり高いです。
かけ放題なしを選べる
povoの月額料金2,728円にはかけ放題が含まれておらず、30秒あたり22円の通話料金がかかります。
povoに5分かけ放題がついていないのは、ライバルのahamoにはない大きなメリット。
ほとんど電話をせず5分かけ放題が必要ない人は、5分かけ放題がついているプランしか選べず強制的に2,970円かかるahamoではなく、ソフトバンクのLINEMOと同じで標準では5分かけ放題がついていないpovoを選ぶことで毎月の支払いを242円安く済ませることができるということです。
povo | ahamo | LINEMO | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,728円 | 2,970円 | 2,728円 |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
5分かけ放題 | なし | あり | なし |
なお、2021年3月1日にドコモがahamoの料金値下げを発表し、3,278円から2,970円になりました。
5分かけ放題も含めると現時点ではahamoが最安となっていますが、今後povoもドコモに追従して値下げして再び横並びの料金になるかもしれませんね。
auと同程度の快適な通信速度でネットを使える
月額料金の安さで気になるのが通信速度ですが、povoはauと同程度の速度でストレスなくネットを利用できます。
povoと同料金帯で提供されている格安SIMは、その名の通り大手キャリアよりも大幅に安いです。
格安SIMが安いのは、格安SIMを提供する事業者が自前で通信設備を持たず大手キャリアから回線(帯域)を一定量借りて提供されているから。
そのため、格安SIMは平日の昼間などユーザーが一気にネットを使い始めて大手キャリアから借りている一定量の帯域を超えてしまうと、速度が一気に遅くなってしまうのが最大のネック。
対してpovoは、格安SIMのように大手キャリアから回線を借りるのではなくauの設備を直接使っているので、平日のお昼時間帯でもauと同じようにストレスなく通信できます。
povo提供開始日の2021年3月23日の昼間に測定した速度は以下の通り。
時間 | 下り速度 (ダウンロード速度) | 上り速度 (アップロード速度) |
---|---|---|
12時47分 | 29.6Mbps | 18.3Mbps |
12時46分 | 33.6Mbps | 22.0Mbps |
12時45分 | 39.1Mbps | 18.8Mbps |
12時40分 | 31.4Mbps | 20.6Mbps |
12時39分 | 37.5Mbps | 23.4Mbps |
12時38分 | 36.8Mbps | 20.2Mbps |
平均 | 34.6Mbps | 20.5Mbps |
平日昼間でダウンロード速度が平均30Mbps超えなら、月額料金の安さをふまえれば十分すぎる速さです。
朝と昼と夜を含めた測定結果一覧はこちらの画像をご覧ください。
povoは、1日を通して常に動画も高画質で視聴できる安定した速度が出ていることが分かります。
またpovoのSIMで実際に平日の昼間に動画を視聴してみましたが、1080pの高画質でも途中で止まることなくスムーズに再生できています。
スピードテストの結果や体感速度については以下にまとめているので、速度が気になる場合は参考にしてみてください。
20GBを使い切った後も最大1Mbpsで通信できる
povoでひと月に使える容量20GBを使い切ってしまうとどの程度遅くなるのかが気になるところですが、最大で1Mbpsの速度で利用可能。
速度が1Mbps出ていれば、LINEやTwitterなどのSNSを見たり投稿するのはもちろん、動画も画質を高くしなければ観ることができます。
画像がメインのインスタグラムや動画のアップロードなど大量の通信量と速度が必要な作業は難しいですが、上にあげたような使い方なら20GBを超えてしまっても特に問題ないので安心です。
トッピングを追加することで柔軟にカスタムできる
ahamoやLINEMOにはないpovoの特徴として、トッピングと呼ばれるオプションを追加すると様々な機能を追加できる点があります。
トッピングは、povoのトッピングアプリから簡単に申し込むことが可能。
トッピングには様々なものがありますが、どのトッピングも低料金で使い勝手がいいのがメリットです。
各トッピングについては、次に解説します。
550円でデータ容量を1GB追加できる【トッピング1】
povoには、550円でデータ容量を1GB追加できるトッピングがあります。
povoはひと月のデータ容量20GBを使い切った後も最大1Mbpsの速度でネットが利用でき、普段使いなら特にストレスなく通信が可能ですが、実際にpovoを使っていると動画のアップロードや高画質で動画を観たいなど高速通信できる容量がほしい場面も出てくるかもしれません。
そんな時には、550円でauと同じ速度で通信できるデータ容量を1GB追加できるトッピングがあるので、ぜひ活用しましょう。
1回220円でネットが24時間使い放題になる【トッピング2】
povoのトッピングの中で個人的に一番使い勝手がいいと思うのが、1回220円でネットが24時間使い放題になるトッピング「データ使い放題24時間」です。
povoを契約して実際にデータ使い放題24時間を平日昼間に使ってみましたが、データ使い放題24時間が適用されているときと適用されていないときで速度の違いはなく、動画も1080pの高画質でスムーズに再生され快適に視聴できます。
これなら、例えば家に光などのネット回線を引いていなくてZoomなどを使ってオンライン飲み会をする場合など、どうしても大容量に通信できる環境が必要になったときにこのトッピングを活用可能。
またpovoの20GBを使い切ってしまっても、220円払ってこのトッピングを適用すれば支払い完了後から24時間はどれだけ通信しても低速に制限されないので、月末にデータ容量が足りなくなってしまった場合にデータ使い放題24時間トッピングでしのぐことができます。
このオプションはahamoやLINEMOにはないので、たまに無制限にネットを使いたい場合はpovo一択ですね。
5分かけ放題と24時間いつでもかけ放題も選べる【トッピング3・4】
少し前にも触れたとおり、povoの月額料金2,728円にはソフトバンクのLINEMOと同じでかけ放題が含まれていませんが、月額550円を追加で支払うことで5分かけ放題のトッピングをつけることが可能です。
5分かけ放題をつけたpovoは3,278円となり、5分かけ放題がはじめから含まれているドコモのahamoに比べると308円割高。
povoと同じく550円で5分かけ放題を付けられるLINEMOとは同じ月額料金になります。
povo | ahamo | LINEMO | |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,278円 | 2,970円 | 3,278円 |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
5分かけ放題 | あり | あり | あり |
またpovoには24時間かけ放題のトッピングもあり、料金は月額1,650円。
ひと月20GB使えて24時間いつでもかけ放題で4,378円なら、コスパはかなり高いです。
無料でテザリングが利用できる。24時間データ使い放題トッピングをつければテザリングも無制限
povoは申し込み手続き不要、手数料や月額無料でテザリングが使えます。
テザリング機能をオンにしたからといって速度が制限されるわけでもなく快適に通信できます。
また、データ使い放題24時間トッピングをつけるとテザリングも上限なく無制限で利用できるのは大きなメリット。
データ使い放題24時間トッピングは混雑時や動画・クラウドゲームなどを利用する際に通信速度が制限される場合がある点には注意が必要ですが、逆に上記以外の方法でデータ使い放題24時間トッピングでテザリングすれば速度制限されることなく通信できるので使い勝手はかなりいいです。
iPhone 6s以降のiPhoneとVoLTE対応Androidスマホで使える
povoは、auで発売されたiPhone 6s以降のiPhoneとVoLTE対応のAndroidスマホで使えます。
povoで使えるiPhoneはこちら。
povoに対応するiPhone |
---|
・iPhone 12 Pro Max ・iPhone 12 Pro ・iPhone 12 ・iPhone 12 mini ・iPhone SE (第2世代) ・iPhone 11 Pro Max ・iPhone 11 Pro ・iPhone 11 ・iPhone XR ・iPhone XS Max ・iPhone XS ・iPhone X ・iPhone 8 Plus ・iPhone 8 ・iPhone 7 Plus ・iPhone 7 ・iPhone SE (第1世代) ・iPhone 6s Plus ・iPhone 6s |
auのVoLTE対応Androidスマホはこちらです。
povoに対応するau Androidスマホ |
---|
21春モデル ・Galaxy A32 5G SCG08 ・AQUOS sense5G SHG03 ・かんたんケータイ KYF41 20秋冬モデル ・Xperia 5 II SOG02 ・Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06 ・Google Pixel 5 ・Galaxy A51 5G SCG07 ・Galaxy Z Fold2 5G SCG05 ・Galaxy Z Flip 5G SCG04 20夏モデル ・Xperia 1 II SOG01 ・Galaxy S20 5G SCG01 ・Galaxy S20+ 5G SCG02 ・Galaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02 ・Galaxy S20 Ultra 5G SCG03 ・AQUOS R5G SHG01 ・OPPO FIND X2 Pro OPG01 ・AQUOS zero5G basic DX SHG02 ・Mi 10 Lite 5G XIG01 ・ZTE a1 ZTG01 ・Xperia 10 II SOV43 ・Galaxy A41 SCV48 ・AQUOS sense3 basic SHV48 ・GRATINA KYV48 20春モデル ・Galaxy Z Flip SCV47 19秋冬モデル ・Galaxy Fold SCV44 ・Xperia 5 SOV41 ・Galaxy Note10+ SCV45 ・AQUOS zero2 SHV47 ・Xperia 8 SOV42 ・AQUOS sense3 plus サウンド SHV46 ・AQUOS sense3 SHV45 ・Galaxy A20 SCV46 ・BASIO4 19夏モデル ・Xperia 1 SOV40 ・Galaxy S10+ SCV42 ・Galaxy S10 SCV41 ・AQUOS R3 SHV44 ・TORQUE G04 ・HUAWEI P30 lite Premium HWV33 ・Galaxy A30 SCV43 ・AQUOS sense2 かんたん ・GRATINA KYF39 19春モデル ・URBANO V04 ・mamorino5 18秋冬モデル ・Xperia XZ3 SOV39 ・Galaxy Note9 SCV40 ・AQUOS sense2 SHV43 ・LG it LGV36 ・INFOBAR xv 18夏モデル ・Xperia XZ2 Premium SOV38 ・Xperia XZ2 SOV37 ・AQUOS R2 SHV42 ・Galaxy S9+ SCV39 ・Galaxy S9 SCV38 ・HUAWEI P20 lite HWV32 ・かんたんケータイ KYF38 18春モデル ・HUAWEI nova 2 HWV31 ・Qua phone QZ ・BASIO3 ・mamorino4 17冬モデル ・Galaxy Note8 SCV37 ・isai V30+ LGV35 ・Xperia™ XZ1 SOV36 ・AQUOS R compact SHV41 ・AQUOS sense SHV40 ・AQUOS K SHF34 ・GRATINA KYF37 17夏モデル ・Galaxy S8 SCV36 ・Galaxy S8+ SCV35 ・AQUOS R SHV39 ・HTC U11 HTV33 ・Xperia™ XZs SOV35 ・TORQUE G03 ・Qua phone QX ・MARVERA KYF35 ・かんたんケータイ KYF36 17春モデル ・AQUOS SERIE mini SHV38 ・rafre KYV40 ・miraie f ・TORQUE X01 16冬モデル ・AQUOS U SHV37 ・URBANO V03 ・Xperia™ XZ SOV34 ・isai Beat LGV34 16夏モデル ・かんたんケータイ KYF32 ・BASIO2 ・Qua phone PX ・Galaxy S7 edge SCV33 ・Xperia™ X Performance SOV33 ・HTC 10 HTV32 ・AQUOS SERIE SHV34 ・AQUOS U SHV35 ・AQUOS K SHF33 16春モデル ・AQUOS SERIE mini SHV33 ・Qua phone ・GRATINA 4G KYF31 ・GRATINA 4G KYF34 15冬モデル ・Galaxy A8 SCV32 ・DIGNO® rafre KYV36 ・Xperia™ Z5 SOV32 15夏モデル ・Galaxy S6 edge SCV31 ・Xperia™ Z4 SOV31 ・AQUOS SERIE SHV32 ・isai vivid LGV32 ・TORQUE G02 ・URBANO V02 ・AQUOS K SHF32 ・HTC J butterfly HTV31 15春モデル ・INFOBAR A03 ・AQUOS SERIE mini SHV31 ・BASIO 14冬モデル ・URBANO V01 ・isai VL LGV31 |
上記の一覧表を見ると分かる通り、iPhone、Androidともに多くの機種がpovoでも使えますね。
なおauのスマホをpovoで使う場合、SIMロックを解除する必要はなくそのまま使うことが可能。
SIMフリースマホに関しても、au VoLTEに対応していれば基本的にはpovoで使えます。
povoで使えるSIMフリースマホは以下の通り。
povoに対応するSIMフリー Androidスマホ |
---|
Apple ・iPhone 12 Pro Max ・iPhone 12 Pro ・iPhone 12 ・iPhone 12 mini ・iPhone SE (第2世代) ・iPhone 11 Pro Max ・iPhone 11 Pro ・iPhone 11 ・iPhone XR ・iPhone XS Max ・iPhone XS ・iPhone X ・iPhone 8 Plus ・iPhone 8 ・iPhone 7 Plus ・iPhone 7 ・iPhone SE (第1世代) ・iPhone 6s Plus ・iPhone 6s ASUS ・ROG Phone 3 (ZS661K) ・ZenFone 7 (ZS670KS) ・ZenFone 7 Pro (ZS671KS) ・ROG Phone 2 (ZS660KL) ・ZenFone 6(ZS630KL) ・ZenFone Max (M2) (ZB633KL) ・Zenfone MAX Pro (M2)(ZB631KL) ・Zenfone MAX Pro (M1)(ZB602KL) ・ZenFone Live( L1)(ZA550KL) ・ROG Phone (ZS600KL) ・ZenFone Max (M1)(ZB555KL) ・ZenFone 5Z (ZS620KL) ・ZenFone 5Q (ZC600KL) ・ZenFone 5 (ZE620KL) ・ZenFone 4 Max (ZC520KL) ・ZenFone 4 Selfie (ZD553KL) ・ZenFone 4 Max Pro (ZC554KL) ・ZenFone 3 Max (ZC520TL) ・ZenFone 4 Pro (ZS551KL) ・ZenFone 4 Selfie Pro (ZD552KL) ・ZenFone 4 (ZE554KL) ・ZenFone Live (ZB501KL) ・ZenFone AR (ZS571KL) ・ZenFone Zoom S (ZE553KL) ・ZenFone 3 Ultra (ZU680KL) ・ZenFone 3 Max (ZC553KL) ・ZenFone 3 Laser (ZC551KL) ・ZenFone 2 Laser (ZE500KL) ・ZenFone 3 Deluxe (ZS550KL) ・ZenFone3(ZE520KL) ・ZenFone Go (ZB551KL) FUJITSU ・arrows BZ01 ・arrowsM04 ・arrowsM03 ・Pixel 4a(5G) ・Pixel 4a ・Pixel 4 ・Pixel 4 XL ・Pixel 3a ・Pixel 3a XL ・Pixel 3 ・Pixel 3 XL HUAWEI ・NOVA(CAN-L12) ・HUAWEI P10 lite MAYA SYSTEMS ・FREETEL REI 2 Dual (FTJ17A00) ・jetfon(G1701) motorola ・moto g6 plus(XT1926-5) ・moto g6(XT1925-7) ・moto e5(XT1944-6) ・Moto X4(XT1900-2) ・Moto G5s(XT1797) ・Moto G5s Plus(XT1805) ・moto z3 play (XT1929-8) ・moto g6 play(XT1922-1) OPPO ・OPPO A73(CPH2099) ・OPPO Reno3 A(CPH2013) ・OPPO A5 2020 ・OPPO Reno A ・OPPO Reno 10x Zoom ・OPPO AX7 ・R17 Pro ・R15 Pro ・R17 Neo ・R15 Neo ・R11s ピーアップ ・Mode1 RS (MD-03P) シャープ ・AQUOS SH-M04 TCL Communication ・BlackBerry KEY2 (BBF100-9) ・Alcatel SHINE LITE(5080F) ・Alcatetel IDOL 4(6055D) トリニティ ・NuAns NEO [Reloaded] (NA-CORE2-JP) ケイコウ・ジャパン ・View ・Tommy3plus ZTE ・ZTU31 ・BLADE E02 |
自分はSIMフリースマホのiPhone SE(第2世代)にeSIMを登録しましたが、不具合も一切なく使えています。
なお、同じくau VoLTE対応のSHARP AQUOSシリーズの多くが対応機種に含まれていないのが残念。
AQUOSシリーズについてはまだ動作検証が完了していない可能性もあるので、対応機種が更新されたら一覧に追加します。
eSIMにも対応。povoの提供開始日からeSIMを申し込める。
povoはeSIMにも対応しています。
eSIMは、スマホなどの端末にあらかじめ埋め込まれたSIMのこと。
そのため、従来のようにSIMが届くまで使えないといったことがなくすぐに利用を始めることができる点や、SIMカードを入れ替える必要がない点がメリットです。
eSIM対応予定のpovoは、eSIM対応端末を持っていれば契約が完了した後に基本的には当日から使えるのでかなり便利ですね。
eSIMの提供開始はpovoの提供開始日の2021年3月23日なので、povoのスタートと同時にeSIMで申し込むことができるということです。
自分の場合3月23日の午前4時台にmineoからのMNP転入でeSIMの申し込みを完了し、同じく23日の午前10時1分に設定方法が記載されたメールが届いたので当日から使えています。
povoのeSIMに対応するiPhoneは以下の通り。
eSIM対応iPhone |
---|
・iPhone 12 Pro Max ・iPhone 12 Pro ・iPhone 12 ・iPhone 12 mini ・iPhone SE (第2世代) ・iPhone 11 Pro Max ・iPhone 11 Pro ・iPhone 11 ・iPhone XR ・iPhone XS Max ・iPhone XS |
eSIMを搭載しているiPhoneのモデルは、すべてpovoのeSIMで使うことができます。
povoのeSIMが使えるAndroidスマホは、現時点ではPixel 5のみ。
なお、povoのeSIMは当面は新規もしくはMNP転入(他社からの乗り換え)の時のみ申し込むことができ、auの他のプランからpovoに変更する時はeSIMで申し込めるようになるのは2021年の夏以降な点には注意しましょう。
キャリア決済のauかんたん決済に対応
auには、au IDを使ってスマホなどで購入した商品の代金をauの利用料金とまとめて支払ったりできるキャリア決済サービスの「auかんたん決済」があります。
auかんたん決済はauのサブブランドであるUQモバイルでも使えるので、auブランドのpovoでももちろん使えます。
ちなみにahamo・LINEMOはどちらもキャリア決済が使えなくなるので、現在キャリア決済で支払いしているコンテンツは別の支払い方法に変更する手間がかかりますが、povoの場合は引き続きキャリア決済に対応するので支払い方法を変更する必要がないのがメリット。
国際ローミングによる海外データ通信・海外通話に対応
povoのライバルであるドコモのahamoは、海外でネットができる「国際ローミング」に対応していて、82の国々、地域で追加料金なく使えます。
それに対して、povoも国際ローミングに対応。
povoが国際ローミングに対応することで、2泊3日程度の海外旅行なら20GB以内で済ませられるのでかなり便利です。
ただ、ahamoは追加費用なしで国際ローミングを利用できますが、ソフトバンクのLINEMOは毎日追加で費用がかかります。
povoの国際ローミングが無料で利用できるのかは現時点では分からないので、詳細が発表され次第追記します。
最低利用期間・解約金がない
povoには、最低利用期間と解約金がありません。
そのため、povoが自分に合わなければ余計な手数料なしでいつでも解約や番号そのままで他社に乗り換えられます。
安い料金でたくさん通信できるpovoで不満を感じることはあまりないと思いますが、いざという時にノーリスクで解約やMNP転出できるのはありがたいですね。
povo・au・UQモバイル間で解約金・番号移行手数料・新規事務手数料が無料
povoはauとUQモバイル間で解約金や番号移行手数料(MNP転出手数料)、新規事務手数料が一切かからない点も大きなメリットです。
他社からpovoに番号そのままで乗り換える(MNP転入する)場合、契約期間によっては解約金とMNP転出手数料を他社(移行元)に支払うことになる可能性があります。
対してpovoとau、UQモバイル間なら、例えばauからpovoに番号そのままで乗り換えする場合に契約期間などに関係なく一切の手数料がかかりません。
またpovoは新規事務手数料も0円なので、気軽に試すことができます。
【終了しました】先行エントリーキャンペーン適用でau PAY残高3,000円分がもれなくもらえる
povoでは、2021年2月1日 16時から2021年3月22日まで先行エントリーキャンペーンを開催中です。
※先行エントリーキャンペーンは終了しました。
キャンペーンの内容は、期間中に先行エントリーを済ませたうえで契約対象期間内(2021年5月31日まで)にpovoを申し込むとau PAY残高3,000円分がもらえるというもの。
au PAYはコンビニやファストフード店、スーパーなど様々な場所で使えるサービスで実質的に3,000円分のキャッシュバックなので、ぜひこのキャンペーンは活用しましょう。
au povoのデメリット・注意点
次に、povoのデメリットや注意点についてです。
申し込みはオンラインのみ。auショップなどの店舗では申し込みできない
povoの注意点として、まず申し込みがオンラインのみな点が挙げられます。
povo以外のauのプランはauショップなどの店舗でも申し込みできるのに対して、povoは店舗で申し込めないので、オンラインでの申し込みに慣れていない人にとってはpovoの申し込みは少し敷居が高く感じてしまうかもしれないですね。
auショップや電話でのサポートが受けられない
povoは申し込みと同じく、サポートについてもauショップや電話で受けることができず、すべてオンラインでサポートを受ける必要があります。
povoの公式サイトではチャットによる質問ができますが、auオンラインショップのようにオペレータが質問に答えてくれるわけではなく、よくある質問の中から自動で答えが返ってくるシステムです。
つまり、よくある質問の中に自分が知りたい答えがない場合は問題を解決することができないのが現状。
ただ、多くのpovoユーザーがチャットで質問をすることで今後もよくある質問の内容が充実してくるはずなので、しばらくすればよっぽどイレギュラーな質問でない限り問題は解決できるようになるでしょう。
スマホの設定や使い方に詳しくない人は、店頭での対面でスタッフに直接画面を見てもらいながら説明を受けたり、電話で相談できないのは不安だと思います。
auの従来プランのように手厚いサポートがない分povoの月額料金は安く抑えられているので、povoに過度なサポートを期待するのはあきらめましょう。
キャリアメールが使えない
auでは、「@au.com」や「@ezweb.ne.jp」といったキャリアメールを使えます。
対して、povoにはキャリアメールアドレスがついてきません。
現在キャリアメールを使っている場合は、Gmailなど他のメールアドレスを取得して移行する必要があります。
キャリアメールのアドレスをサービスやアプリに登録している場合、キャリアメールがなくなると使えなくなってしまう可能性があるので、povoを契約する前にメールアドレスの変更手続きを済ませておきましょう。
余ったデータ容量を翌月に繰り越せない
povoのデータ容量20GBは、当月に使い切れなかった場合に翌月に繰り越すことができません。
なお、UQモバイルのくりこしプランはpovoと同じ月額料金でひと月に使えるデータ容量がpovoより5GB少ないですが、余ったデータ容量は翌月に繰り越されます。
そのため、通信量が毎月20GBまでいくわけではない場合は、翌月に繰り越せるUQモバイルのくりこしプランの方が良さそう。
毎月20GBを使い切る程度通信する人や、データ使い放題24時間などのトッピングに価値を感じる人はpovoがおすすめです。
auからpovoに変更するとauの契約期間が引き継がれずリセットされる
特にauを長く使っている人が注意しないといけないのが、auからpovoに変更するとauの契約期間が引き継がれずにリセットされる点です。
例えばこれまで10年auを使っていて長期優待ポイントをもらっていたとしても、povoに変更すると契約期間の10年がリセットされて0年になり長期優待ポイントももらえません。
ただ、povoから再度povo以外のプランに戻した場合に以前の契約期間が復活するのかはまだ分からないので、詳細が分かり次第追記します。
支払い方法は新規とMNP転入の場合はクレジットカードのみ
auの利用料金はクレジットカードのほかに口座振替と一部のデビットカードにも対応しています。
それに対してpovoは、新規もしくはMNP転入で契約する場合だと支払い方法にクレジットカードしか設定できません。
クレジットカードを持っていない人はpovoを新規で契約したり他社から乗り換えて契約することができないのは残念ですね。
なお、povo以外のauのプランからpovoに変更する場合は、auで設定していた支払い方法をpovoでもそのまま引き継ぐことができます。
au PAY ゴールドカードのPontaポイント10%還元特典が適用されない
auには、auのケータイ利用料金やauひかりの利用料金を年会費11,000円のau PAY ゴールドカードで支払うと利用額1,000円ごとにPontaポイントが100ポイントもらえる特典があります。
1,000円で100ポイントなので還元率は10%。クレジットカードの還元率としてはかなり高いので、現在auのケータイとauひかりの利用料金をau PAY ゴールドカードで支払っている人も多いのではないでしょうか。
ただauからpovoにプラン変更すると、これまで10%還元されていたau携帯電話とauひかり利用料のPontaポイント10%還元が終了するので、年会費を払ってau PAY ゴールドカードを持ち続けるメリットがなくなってしまいます。
povoにプラン変更予定で現在au PAY ゴールドカードを契約している場合は、au PAY ゴールドカードからau PAYカードにダウングレードするか、au PAY ゴールドカードを解約してその他のポイントが貯まるクレジットカードに変更するなどの手続きをしておくことをおすすめします。
データシェアには対応していないのでタブレットプランライトの活用を
auには、2台以上の端末で各プランのデータ容量を合算してシェアできる「データシェア」というサービスがあります。
データシェアでは、1つのau IDに対してスマホもしくはケータイが1台まで、タブレットやPCは5台まで、合計6台までデータ容量をシェア可能。
月額料金は無料で、データ容量をシェアしたいauの回線のau IDをひとつにまとめてMy auの「データシェアご利用のお手続き」からシェアしたい回線を指定するだけで手軽に利用できます。
povoがデータシェアに対応するとpovoのSIMを挿したスマホとタブレットの2台持ちが容量の無駄なく使えて便利ですが、残念ながらpovoはデータシェア非対応です。
なお、auではpovoの提供開始日と同じ2021年3月23日からタブレット向けに月額1,100円で1GB使えるタブレットプランライトの提供を開始しました。
タブレットプランライトはauの指定プランとデータ容量をシェアできますが、指定プランにpovoが含まれているかは現時点では分かりません。
ただ仮にpovoとシェアできなかったとしても、タブレットプランライトの1GBを使い切ったらpovoの20GBをテザリングで利用すればOK。
月額1,100円でタブレットを持てるのはコスパは悪くないので、povoのスマホとタブレットを低料金で維持したい場合はタブレットプランライトをぜひ活用しましょう。
お留守番サービスEXや割込通話サービス(キャッチホン)に非対応
auの留守電「お留守番サービスEX」は、スマホの電源を切っている時は電話に出られない時に相手の伝言を預かるサービス。
povo以外のauの既存プランではお留守番サービスEXを利用できますが、povoでは使えません。
また、通話中に別の人から電話がかかってきたときに現在通話中の電話を行った保留にして後からかけてきた人と通話できる「割込通話サービス(キャッチホン)」についてもpovoは非対応となっています。
ちなみにahamoとLINEMOも留守番電話とキャッチホンに非対応。
今後ahamoやLINEMOが留守番電話やキャッチホンに対応しない限り、povoのお留守番サービスEX・割込通話サービスへの対応もなさそうです。
povoと端末のセット購入はできない。スマホは自分で用意する必要がある
povoは端末のセット購入ができないので、端末は自分で用意する必要があります。
ただ、povoでも2021年夏にはpovoでもかえトクプログラムとアップグレードプログラムの特典を利用してauオンラインショップで機種変更できるようになります。
また2021年夏まで機種変更を待てない場合は、povoに変更する前にauでかえトクプログラムやアップグレードプログラムの特典を利用して機種変更を済ませ、それからpovoにプラン変更すれば新しい機種でpovoを利用することが可能です。
なお、現在はSIMフリーの端末がAmazonなどで手軽に買えたり、auの端末も店舗で端末のみ購入できるなど自分で端末を用意する環境は整ってきているので、仮にpovoを端末とセットで購入できないとしても特に問題はないですね。
Apple Watchのナンバーシェアには非対応
ナンバーシェアは、iPhoneと同じ電話番号をApple Watchでも使えるようになるauのサービス。
ナンバーシェアに加入していると、例えばランニング中などiPhoneが手元になくてもアップルウォッチがあればiPhoneと同じ電話番号で電話やメールが使えるのでかなり便利になります。
ですが、povoはナンバーシェアに非対応なので使えません。
個人的にはぜひとも対応してほしかったところですが、ahamoとLINEMOもApple Watchとのナンバーシェアには非対応なので仕方ないですね。
なお、povoではスマホとは別の番号をApple Watchで契約して通話や通信できる「ウォッチナンバー」というサービスには対応していますが、ウォッチナンバーではpovoのSIMを挿したスマホにかかってきた電話をApple Watchで出ることはできません。
povoは着信転送サービスに対応しているのでpovoへの着信をApple Watchに転送することはできますが、転送する際にpovoからApple Watchの通話料がかかるなどナンバーシェアに比べてコストがかさむのでおすすめはしないです。
au家族割とau家族割プラスが適用できない(2021年夏までにpovoを申し込むと家族割プラスの家族人数としてはカウントされる)
auには家族間の国内通話料金とSMS送信料が無料になる家族割と、月々の料金が最大で2,222円割引される家族割プラスがあります。
特に家族割プラスが適用されればpovoはさらに安くなるのですが、残念ながらpovoは家族割・家族割プラスともに適用できません。
ただ、2021年夏までにpovoを契約すると、家族割プラスの割引は適用されないものの早期申し込み特典として家族割プラスの家族人数のカウント対象にはなります。
例えば同居家族4人のうち3人がpovo以外のauの通常プランで1人がpovoの場合、2021年の夏までにpovoを申し込むとpovoの回線は月額料金の割引は適用されませんが、家族割プラスの家族の人数としてはカウントされるので同居家族が4回線となり、povo以外の3回線の1人あたりの割引額が最大2,222円になります。
この例のように、家族割プラスのカウント対象があと1回線で最大2,222円割引の4回線になる、もしくは1,100円割引の3回線になるなど割引額が増額される分岐点となる場合は、povoを家族割プラスのカウント対象にしておかないとpovo以外の回線の毎月の割引額が全然違ってくるので、早期申し込み特典を適用させるために早めに申し込んでおきましょう。
auワイド学割も適用されない
auには、29歳以下なら月額料金が6ヶ月~12ヶ月間割引される「auワイド学割」がありますが、これもau家族割やau家族割プラスと同じで適用されません。
ただ、povoは学割や家族割プラスが適用されなくても十分すぎるほど安いので問題ないでしょう。
auスマートバリューは適用できない
auが指定する家のネット+電話、もしくは工事不要ですぐにWi-Fiを使える据え置き型のWi-Fiルーターであるauスマートポートとセットでauの携帯電話を使うと、auの携帯電話の利用料金が毎月最大で1,100円割引される「auスマートバリュー」。
このauスマートバリューについても、povoは適用できません。
これも、povoの安さをふまえれば当然ですね。
auセット割も適用不可
auの携帯電話とauが指定するネット回線をセットで利用することでネット回線の月額料金が1,320円割引される「auセット割」についても、povoは適用対象外です。
5G対応は2021年夏の予定。サービス開始当初は使えない
povoは、低料金ながら4Gよりも高速で通信できる5Gに対応します。
ただpovoの5G対応は2021年夏の予定なので、提供開始の3月には間に合いません。
5G対応まで気長に待ちましょう。
しばらくは契約解除料もしくは番号移行手数料と新規事務手数料が一度請求される
povoはauとUQモバイル間で契約解除料・番号移行手数料(MNP転出手数料)と新規事務手数料がかからない点はメリットの部分で書きました。
ですが、povoの提供開始後しばらくは解除手数料と番号移行手数料が移行元から、新規事務手数料が移行先からそれぞれ請求されるので、移行・乗り換えした月の請求額が多くなります。
ただ、請求され支払った解除手数料・番号移行手数料・新規事務手数料は、翌月以降の移行先の利用料金から割引されるので問題はないです。
例えば、auからpovoに番号そのままで移行した場合、auに支払うMNP転出手数料3,300円とpovoに支払う新規事務手数料3,300円がそれぞれ請求されるものの、その後povoの利用料金から6,600円(MNP転出手数料3,300円+povoの新規事務手数料3,300円)が割引されます。
手数料は差し引きで0円にはなりますが、移行した月の翌月の支払額が一時的に増える点には注意しましょう。
povoがおすすめな人
povoのメリットとデメリットをまとめたところで、最後にpovoがおすすめの人とおすすめでない人についてまとめておきます。
毎月の通信量が20GB前後で昼間もストレスなく安くネットを使いたい人
毎月の通信量が20GB前後で平日の昼間にストレスを感じることなくたくさんネットを、しかも安く使いたい人に特にpovoはおすすめ。
安い月額料金で、たくさん通信できるプランは格安SIMにもあります。
ただ、格安SIMは通信が混み合う平日の昼間や夕方などに極端に速度が落ちるので、イライラしながらネットを使わないといけないのが最大のデメリット。
それに対してpovoは、月額料金は格安SIMなみに安いにもかかわらず回線の品質(通信速度)はauと同じなので、平日のお昼時間帯でも全くストレスなくネットを利用できます。
たまにたくさん通信することがありデータ容量の残量が気になる人
ドコモやソフトバンクにないpovoならではのメリットが、24時間データ通信が使い放題になる「データ使い放題24時間トッピング」です。
日頃はそこまでたくさん通信しないもののたまにビデオ会議でたくさん通信する、データ量の多いゲームをダウンロードする、休日に一日中動画を見る(速度が制限される場合あり)など短期間で一気に通信することがあるという人には、データ使い放題24時間トッピングが使えるpovoがおすすめ。
データ使い放題24時間トッピングは1回220円とリーズナブルなので、気軽に使えるのもポイントです。
店舗でのサポートは必要なく自分でネットで解決したり手続きできる人
povoの申し込みはオンラインでのみ受け付けていて、プラン変更や各種オプション(トッピング)の申し込み・変更なども全てオンライン上で手続きする必要があります。
また、povoのサービス内容やスマホの使い方などで分からない点があってもauショップの店頭や電話でサポートを受けることができず、公式サイトのチャットでよくある質問の中から自動で答えを受け取る形となります。
なので、povoは店舗でのサポートが必要なく上記の手続きやトラブルの解決を全てネット上で自分でできる人におすすめ。
povoがおすすめでない人
次は、povoがおすすめでない人について。
毎月のデータ通信量が3GB前後で昼間はあまりネットを使わない人
毎月のデータ通信量が3GB前後の人は、povoよりも格安SIMにしたほうが安く済むことが多いです。
特にauにはサブブランドの格安SIM「UQモバイル」があり、くりこしプラン Sなら3GBで1,628円とpovoよりも1,100円も安くなります。
また、UQ mobileは格安SIMながら平日昼間の速度も速くてストレスなく使えるので、ひと月のデータ通信量が3GB前後ならUQ mobileがおすすめ。
店舗でサポートしてもらいたい人
このページでも何度か触れている通り、povoはオンライン限定のサービスで店舗での申し込みやサポートは利用できません。
そのため、回線の申し込みやプラン変更、各種オプションの申し込みや変更の手続きを店舗でお願いしたい人はpovoはやめておくことをおすすめします。
キャリアメールを使いたい人
auの従来のプランからpovoに変更すると、キャリアメールが使えなくなってしまいます。
現在auのキャリアメールを使っていて今後も継続して使っていきたい人は、povo以外のプランを利用しましょう。
月によってデータ通信量がまばらなので当月余った場合は翌月に繰り越した人
月によってネットの利用がまばらで当月のデータ通信量が余ったら翌月に繰り越したい人には、翌月への繰り越し機能がないpovoはおすすめしません。
auの長期優待ポイントの付与を毎年楽しみにしている人
auでは、契約年数に応じて年1回誕生月にPontaポイントがもらえる「長期優待ポイント」制度があり、長く使っているほど付与されるPontaポイントが多くなります。
povoに変更すると契約期間がリセットされてしまうので、長期優待ポイントが減額もしくはもらえなくなってしまいます。
このPontaポイントの付与を毎年楽しみにしている人は、povo以外のプランを契約しておきましょう。
まとめ。au povoはトッピングで柔軟にカスタムできるコスパの高いプラン
povoは、申し込みがオンラインのみで店舗での申し込みができない点やキャリアメールが使えない点、余ったデータ容量を翌月に繰り越せない点、auの各種割引が適用されない点など注意しなければいけない点はもちろんあります。
ですが、注意点には解決策があるものもあります。
例えばメールアドレスについては、Gmailなどで新しくアドレスを作成してpovoに乗り換える前にアドレス変更の手続きを済ませておけばOK。
繰り越しができない点については、どうしても毎月povoのデータ容量が余ってしまう場合はUQモバイルのくりこしプランに変更すれば解決します。
このようにpovoの注意点・デメリットは対策できるものもありますし、povoにはデメリットをおぎなって余りあるコストパフォーマンスの高さと220円で24時間ネットが使え放題になるトッピングによる柔軟なカスタマイズ性があります。
またpovoは安いだけでなく、月額料金が安い格安SIMで必ずといって体験することになる速度の極端な低下もなく常に快適に通信できるのも大きなメリット。
現在大手キャリアを使っていて携帯電話の月額料金を安くしたい人はもちろん、格安SIMを使っているものの速度に不満がある人は、povoを検討してみることをおすすめします。