au povoのデータ使い放題24時間とは?料金と使ってみた感想、注意点まとめ


au povoのトッピングの中でも、目玉機能の1つである「データ使い放題24時間」。

このページでは、データ使い放題24時間の料金と特徴、注意点などについてまとめています。

povoのトッピング「データ使い放題24時間(旧24時間データ使い放題)」とは?特徴・メリット

まずは特徴やメリットをふまえてデータ使い放題24時間とは何か?について説明します。

なお、このトッピングは発表当時のサービス名称が「24時間データ使い放題」でしたが、正式名称は「データ使い放題24時間」です。
 

1回200円でネットが24時間使い放題になる

povoの24時間使い放題の最大のメリットは、格安の200円で24時間ネットが使い放題になる点です。

普段はそんなに通信しないものの、自宅に光などのネット回線がなくてZoomを使ったオンライン飲み会や在宅中にオンライン会議の開催で一時的にたくさんの通信量が必要になる人もいるはず。

そんな場合は、povoを契約しておくとたくさん通信しないといけない時のみ200円を払うだけで通信量を気にせず飲み会を楽しんだり会議に集中することができます。

なお、200円で通信量が24時間無制限になるオプションを選べるのは大手キャリアの中でもpovoだけです。
 

データ使い放題24時間が適用されている間はpovoのひと月に使える容量は一切減らない

当然といえば当然ですが、データ使い放題24時間が適用されている間に通信したデータ量はpovoのひと月に使えるデータ容量を一切消費しません。

以下の画像の通り、昼にデータ使い放題24時間を申し込んでウェブサイトやTwitter、動画を見たりしていましたが、18時台の時点でpovoのデータ残容量は全く減っていません。

 

特定のアプリを利用する際に、発生する通信を消費した通信量としてカウントせず使い放題になる格安SIMのカウントフリーは、使い放題と言いながら使い放題の対象外になる機能があったり、完全に使い放題ではなく少しだけではあるもののデータ量を消費する仕様だったりしてどこか安心できない部分があります。

それに対して、povoのデータ使い放題24時間は適用されている間は本当に全くデータ容量を消費しないので、これなら安心して大量に通信できますね。
 

回数制限なし。ひと月に何度でも使える

povoのデータ使い放題24時間には、ひと月に利用できる回数に制限がない点もメリット。

極端な話、1ヶ月間毎日データ使い放題24時間を使うことも可能です。

ただ、毎日大量に通信してひと月の通信量が20GBを超えることが多いなら、各種割引を適用すると最安で月額4,480円から無制限にネットが使えるauのプラン「使い放題MAX 5G/4G」の検討をおすすめします。
 

テザリングも無制限で使える

データ使い放題24時間で気になるのが、テザリングも無制限で利用できるかという点です。

auの使い放題プラン「使い放題MAX 5G/4G」は、テザリングできるデータ量はひと月に30GBまでと決まっています。

povoのデータ使い放題24時間についても、使い放題MAX 5G/4Gと同じように月間30GBまでしかテザリングできないといった制限が課せられるのでは?と思っていたのですが、KDDIがやってくれました。

povoの公式Twitterアカウントがデータ使い放題24時間のトッピングと組み合わせるとデータ容量無制限でテザリングできることを発表

1回200円で24時間データ通信が使い放題のトッピングをつければ無制限にテザリングできるのは、テザリングヘビーユーザーにとっては大きなメリットです。
 

povoのトッピング「データ使い放題24時間」の注意点・デメリット

次に、データ使い放題24時間の注意点やデメリットについて。

速度が制限される場合がある

povoの24時間使い放題で注意しないといけないのは、ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどを利用する際に通信速度が制限される場合がある点です。

ネットワークの混雑時については、こちら側でどうすることもできないので速度が制限されて低速になってしまった場合はあきらめるしかありません。

動画やクラウドゲームを利用する際の通信速度制限については、こちら側で対応できることがあるかもしれません。

例えば、ユーザーの通信量が一気に増えることが多い平日昼間に動画やクラウドゲームの利用を控えるなど。

ただ、データ使い放題24時間がどの程度速度制限をかけてくるのかは現時点では分からないので、速度制限の条件や頻度、実際に出る速度などは実際にサービスが始まるのを待って確かめてみるしかないですね。
 

申し込みはトッピングアプリから。auショップ店頭での申し込みは不可

povoは店舗での申し込みはできず、オンライン(公式サイト)でのみ契約することができます。

そのため、データ使い放題24時間トッピングについてもauショップ店頭では申し込みできず、トッピングアプリから申し込む必要があります。

日頃auショップをメインに利用している人にとっては、アプリからの申し込みは自分で手続きする必要があるので面倒に感じるかもしれません。

ですが、トッピングアプリでデータ使い放題24時間を申し込むのはかなり簡単なので、たとえスマホの使い方に慣れていなくても全く問題ないです。

具体的な申し込み方法は、次に画像付きで解説します。
 

トッピングアプリでpovoのデータ使い放題24時間を申し込む手順

povoのトッピングアプリでデータ使い放題24時間を申し込む手順をまとめます。

まずはトッピングアプリをダウンロードしましょう。
 

 

アプリのインストールが終わったら初期設定を済ませて、トッピングアプリのホーム画面に表示されている「データ使い放題24時間」をタップします。

 

「決済画面へ進む」をタップ。

 

2段階認証のためにpovoのSIMを挿しているスマホにSMSが届く旨のメッセージが表示されます。

 

「au IDでログイン」の隣にあるURLをタップ。

 

2段階認証の端末の確認画面が表示されるので下にスクロール。

 

注意事項を確認したら「上記注意事項を確認しました。」にチェックを入れて「上記の端末でログインする」をタップします。

 

「auかんたん決済を許可しました。」と表示されれば2段階認証は完了です。

 

トッピングアプリを再度開くと、暗証番号を入力する画面が表示されます。

 

暗証番号を入力したら、支払い方法として「通信料金と合算して支払う」もしくは「クレジットカードで支払う」のどちらかを選んで「支払う」をタップします。

 

「手続きが完了しました。」と表示されたら、データ使い放題24時間の申し込みは完了です。利用開始時間はデータ使い放題24時間の申し込みが完了した瞬間から。利用終了時間はその24時間後なので、24時間を過ぎても大量の通信をしないように終了時間をアラームにセットしておくなどしておくことをおすすめします。

 

また、データ使い放題24時間の終了時間はトッピングアプリのホーム画面でも確認できます。

 

トッピングアプリを使ってデータ使い放題24時間を申し込む手順は以上です。

トッピングアプリはシンプルで操作も直感的にできるので、スマホに慣れていない人でもスムーズに申し込み手続きができると思います。
 

povoのデータ使い放題24時間を実際に使ってみた

povoのデータ使い放題24時間の申し込みを済ませた後すぐに使ってみました。

スピードテストによる速度測定結果と実際にYouTubeの動画をどの程度の画質で視聴できるのかを試してみたので、その結果をシェアしておきます。
 

スピードテストアプリによる速度測定結果

まずスピードテストアプリによる速度測定結果から。

速度測定に利用したのは、Speedtest.netのアプリです。
 

 

赤枠で囲った部分がデータ使い放題24時間を適用した状態のpovoの速度。ネットに接続するユーザーが一日の中でも最も多い平日の12時台にもかかわらずダウンロード速度は30Mbps以上、アップロード速度も22Mbps以上とかなり速いことが分かります。

 

前日(平日12時台)に同じスピードテストアプリで測定した際も30Mbps前後だったので、データ使い放題24時間を適用したからといって無条件に低速化されているということはなく、データ使い放題24時間なしの時と同じ速度で通信できるようです。
 

YouTubeでどの画質までスムーズに再生できるかチェック

スピードテスト上で速くても実際に使ったときの体感速度が遅ければ意味がないので、YouTubeでどの画質まで途中で止まることなくスムーズに視聴できるかも試してみます。

動画を再生し始めた際の画質は自動で480pでした。その後に画質を720pに上げてみましたが、動画は途中で止まることなく再生され続けています。

 

画質を1080pと1440pに上げても、動画は読み込み中にならずスムーズに再生されています。

 

2160pにするとさすがに読み込み中の時間が長くなり、まともに視聴できませんでした。

2160pの超高画質の動画はまだそこまで多くなく視聴する機会も少ないので、2160pで視聴できない点は気にする必要はないでしょう。

povoのデータ使い放題24時間は、パソコンやタブレットに比べると画面が小さいスマホで視聴するなら十分高画質な、720pや1080pで途中で止まることなくスムーズに再生されるのが大きなメリットと言えそうです。
 

まとめ

povoのデータ使い放題24時間は、使い方によっては速度が制限される場合がある点には注意が必要ですが、1回220円で24時間にわたって通信量を気にせずネットが利用できるのは料金的にもかなり魅力的です。

また実際にデータ使い放題24時間を使ってみると、通信が混み合って速度が落ちがちな平日昼間でもデータ使い放題24時間なしの時と同じ水準のスピードが出ていて、動画も高画質で途中で止まることなく視聴できます。

どの程度大量通信すると速度が制限されるかについては、現時点では分からないので今後もいろいろ試してみます。

少し使ってみた限りでは、テザリングで複数の端末を接続した状態でそれらの端末すべてで動画を高画質で視聴するといった使い方でない限りは速度が制限されることはなさそうな気もしますがどうでしょうか。

いずれにせよ、データ使い放題24時間は1回の利用料金自体が安いので、povoを契約した後にたくさん通信量が必要になる場合はぜひ試してみてください。

au povo(ポヴォ)のレビューとメリット・デメリット総まとめ  

povo