au povoのeSIM対応機種一覧。iPhoneでの開通と設定、再発行方法、時間まとめ


このページでは、povoのeSIMに対応している機種の一覧とiPhoneでの開通と設定、再発行方法、eSIMの発行や再発行にかかる時間などについてまとめています。

povoはeSIMに対応。povoの提供開始日の3月23日 0時から申し込み開始

結論から言うと、povoはeSIMに対応していて、povoの提供開始日の3月23日 0時からeSIMでの申し込みも同時に始まりました。
 

povoのeSIM申し込みpovo

 

povoのeSIMは当面は新規とMNP転入(他社から乗り換え)でのみ申し込める。auからpovoへプラン変更でeSIMを申し込めるのは2021年夏以降

ただpovoのeSIMには注意点もあって、povoのeSIMはしばらくは新規とMNP転入(他社からの乗り換え)の時のみ申し込むことができます。

現在auのpovo以外のプランを契約していてpovoにプラン変更する際にeSIMを申し込めるようになるのは2021年夏以降になる点には注意が必要です。
 

povoのeSIM対応端末一覧。SIMフリーiPhoneも使える

povoのeSIMに対応する機種は以下の通り。

povo eSIM対応機種
【auで販売した端末】
Apple
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone SE (第2世代)
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11
・iPhone XR
・iPhone XS Max
・iPhone XS

Google
・Pixel 5


【SIMフリー端末】
Apple
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone SE (第2世代)
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11
・iPhone XR
・iPhone XS Max
・iPhone XS

povoのeSIM対応で気になるのが、eSIM対応のiPhoneにpovoのeSIMプロファイルをインストールして通話やネットができるかという人も多いと思います。

iPhoneは、以下のモデルでeSIMに対応しています。

eSIM対応iPhone
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone SE (第2世代)
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11
・iPhone XR
・iPhone XS Max
・iPhone XS

上記モデルはnano-SIMとeSIMのデュアルSIM対応なので、povoのeSIMがiPhoneで使えるならeSIMにはpovoのSIMを登録し、nano-SIMには格安SIMや楽天モバイルなど大容量で安いSIMを挿すことで、低コストで大量通信するスマホとして使うことが可能。

結論としては、povoはiPhone 6s以降のiPhoneで対応しているのでeSIM対応の上記機種は全てpovoのeSIMを使え、デュアルSIMで利用することもできます。
 

また、iPhoneではなくAndroidでeSIMを使いたい人もいると思います。

その場合、povoのeSIMに対応していることが公式に発表されているAndroidスマホは現状Pixel 5のみです。

 

auのiPhoneと同様、SIMフリーのiPhoneもiPhone XR・iPhone XSシリーズ以降のモデルはeSIMに対応しています。

povoの公式サイトで対応機種を確認してみると、Pixel 5は「auで販売した端末」と記載されているのに対して iPhoneは「auで販売した端末」の表記がないので、au以外のiPhoneでもpovoのeSIMを利用できることが分かります。

 

iPhoneはSIMフリーの他にauやUQモバイル、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルなどでSIMロックがかかった状態で購入することができますが、SIMロックを解除してしまえば購入した事業者が違っても使えるバンド(周波数帯)は全社同じなので、SIMフリーiPhoneはもちろんSIMロック解除済みの他社のiPhoneでもpovoのeSIMを登録して利用することが可能です。
 

SIMフリーのAndroidスマホについてはpovoのeSIM対応機種に一切記載されていないので、povoのeSIMが確実に動作することを保証されているAndroidスマホは現時点ではありません。

ただ対応機種に記載されてはいないものの、Rakuten HandなどpovoのeSIMが使えることが確認されているAndroidスマホも一部で存在します。

 

 

povoのeSIM設定方法(iPhone)

実際にiPhone SE(第2世代)にpovoのeSIMを設定したので、以下に手順をまとめておきます。
 

povoのeSIMで通話・通信するために開通手続きをする

まずは、iPhoneとpovoのeSIMで通話や通信するための開通手続きを済ませます。

開通手続きの手順は以下を参考にしてください。
 

 

iPhoneにpovoのeSIMのプロファイルをインストールする

povoのeSIMの開通手続きが終わったら、iPhoneにpovoのeSIMのプロファイルをインストールします。

必要なものは以下の通り。

必要なもの

①povoのeSIMのプロファイルをインストールするiPhone以外のネットに接続できる端末
Wi-Fiに接続した状態のpovoのeSIMプロファイルをインストールするiPhone

povoのeSIMプロファイルをインストールするiPhone以外のネットに接続できる端末は、iPhoneがeSIMプロファイルをダウンロードする際にQRコードを表示するために必要

povoのeSIMプロファイルをインストールするiPhoneについては、eSIMプロファイルのダウンロードにインターネット接続が必須なのでWi-Fiに接続しておく必要があります。

上記の2つを用意したら、以下の手順に沿ってiPhoneでeSIMプロファイルをインストールしていきます。
 

povoに申し込んだ後、設定方法が記載されたメールが届きます。件名は「【povo】設定方法のご案内」です。

そのメールの中にあるリンク「https://my.au.com/rd/esim_dl」に必要なもの①で用意した、povoのeSIMを登録する端末ではない別の端末でアクセスします。

 

上のリンクをクリックすると、eSIMプロファイルダウンロードのQRコードが表示されます。このQRコードをpovoのeSIMを登録したいiPhoneで読み込んで登録していきます。

 

au IDのログイン画面が表示されたらpovoの申し込みの際に作成したau IDのアカウント(メールアドレス)を入力して「次へ」をクリックします。

 

au IDのパスワードを入力して「ログイン」をクリックすれば、eSIMプロファイルダウンロードのQRコードが表示されます。

 

QRコードを表示させたら、次は必要なもの②で用意しておいたiPhoneの設定を開き「モバイル通信」をタップ。

 

「モバイル通信プランを追加」をタップ。

 

QRコードを読み取る画面になるので、先ほど表示させておいたpovoのeSIMプロファイルダウンロードのQRコードを読み取ります。

 

「モバイル通信プランを追加」をタップ。

 

「この回線をオンにする」をオンにしたら、povoのeSIMプロファイルのダウンロードとインストールは完了です。

 

最後に、発信テストを行います。povoのeSIMプロファイルをインストールしたiPhoneから「111」に発信します。なお、111への通話料は無料です。

 

ガイダンスを最後まで聞いたら、終話ボタンを押して電話を終了します。

 

iPhoneの画面の左上に電波アイコンと「au」、「4G」もしくは「5G」と表示されていればiPhoneとpovoのeSIMの組み合わせで通話と通信ができようになっています。

 

povoのeSIMを再発行する際の注意点と手順

povoのeSIMプロファイルを誤って削除してしまった場合や、他の端末にpovoのeSIMプロファイルを登録したい場合、eSIMの再発行をする必要があります。

以下にpovoのeSIMを再発行する際の注意点と手順についてまとめます。

まずは注意点から。
 

eSIMの再発行手数料は無料

povoでeSIMを再発行する場合、手数料はかかりません。

これは素直にうれしいですね。
 

物理SIMからeSIMへの再発行はできない

povoのeSIMを再発行するに当たっての大前提として、現在povoの物理SIMを使っている場合、再発行できるのは物理SIMのみです。

つまり、物理SIMからeSIMへの再発行はできません。

なお、物理SIMからeSIM以外についてはすべて再発行が可能です。

物理SIM→物理SIM
物理SIM→eSIM×
eSIM→物理SIM
eSIM→eSIM
 

povoを契約した当日はeSIMの再発行はできない

povoを契約した当日に、eSIMを再発行したいといった状況になることもあるかもしれません。

ですが、povoは契約した当日はeSIMを再発行することができず、契約した日の翌日以降から再発行できるようになります。

eSIMプロファイルを登録する端末を間違えるといったイージーミスをしないように注意しましょう。
 

eSIM再発行の申し込みは9時~20時の間にKDDIのお客さまセンターに再発行の電話をかける必要がある

povoのeSIM再発行手続きはオンラインではできず、以下のKDDIのお客さまセンターに契約者本人が電話する必要があります。

お客さまセンター

電話番号:0120-924-253(通話料無料)
受付時間:9時~20時(年中無休)

また、受付自体は年中無休ですが受付時間は9時~20時となっているので、受付時間内に忘れずに電話しましょう。
 

eSIM再発行手続きのメールが届くまでの時間は2時間前後

お客さまセンターに電話してeSIMの再発行手続きの申し込みを済ませても、すぐにeSIMの再発行手続きが完了するわけではありません。

再発行手続き完了のメールが届くのは、お客さまセンターでのeSIM再発行手続きの申し込み完了から2時間前後です。
 

eSIMを再発行するには9時~20時の間にWEBまたは電話で回線切り替えの手続きが必要

povoのeSIM再発行手続き完了のメールが届いたら、まず9時~20時の間にWEBまたは電話で回線切り替えの手続きが必要です。

eSIM再発行時の回線切り換え手続き

①WEB(https://my.au.com/support/kirikae/index.html)
②電話(0120-914-367)

9時~20時以外の時間帯は回線切り替えの手続きができない点には注意しましょう。
 

eSIM再発行手続きを19時以降に行うと開通が翌日になる可能性がある

eSIMの再発行手続きを当日に済ませたい場合は、19時までに手続きを完了させることが推奨されています。

逆に19時以降にeSIM再発行手続きを行うと開通が翌日になってしまう可能性があるので注意が必要です。
 

eSIM再発行の申し込みは遅くても16時30分頃までには完了しておくこと

これは上記のeSIM再発行手続きのメールが届くまでに2時間前後かかる点とeSIMを当日再発行するためには9時~20時の間に回線切り換えの手続きが必要な点、eSIM再発行手続きを19時以降に行うと開通が翌日になる可能性がある点に関連することですが、eSIM再発行手続きを当日に済ませたい場合はeSIM再発行の申し込みの電話は遅くても16時30分頃までには完了しておく必要があります。

eSIMの再発行を当日に完了させるための、時間ごとの手続きの流れは以下のようになります。

  • 16時30分
    お客さまセンターに連絡してpovoのeSIM再発行を申し込む
  • 18時30分
    eSIM再発行手続きのメールが届く
  • 19時まで
    回線の切り替えも含めたeSIM再発行手続きをすべて完了させる

eSIM再発行手続きを19時以降に行うと開通が当日ではなく翌日になる可能性があるので、eSIMの再発行手続きは回線の切り替えも含めて19時までにすべて完了させる必要があります。

そうなると、eSIM再発行手続きに30分程度かかると想定しつつ、eSIM再発行の申し込みから約2時間後にeSIM再発行手続きのメールが届く点を逆算すると、16時30分までに電話でeSIM再発行を申し込んでおかないと19時までにeSIMの再発行を完了することができません。

また、eSIM再発行はお客さまセンターに電話する必要がありますが、お客さまセンターがすぐに繋がるとは限らないので、電話が繋がるまでの待ち時間も考慮すると16時までにお客さまセンターに連絡すれば当日にpovoのeSIM再発行と開通まで済ませることができそうです。

不測の事態に備えて、お客さまセンターへの連絡は16時よりも前に、できるだけ早く済ませておくことをおすすめします。
 

povoのeSIMを再発行する方法

上記の注意点をふまえて、povoのeSIMを再発行する方法をまとめます。

  • ステップ1
    お客さまセンターにeSIM再発行のための電話をかける
    まずは9時から20時の間にこちらの電話番号に電話をかけ、eSIMの再発行を申し込みます。前述の通り、eSIM再発行の申し込みの電話は遅くても16時半頃までに済ませましょう。
  • ステップ2
    eSIM再発行に関するメールが届くのを待つ
    ステップ1のお客さまセンターにeSIM再発行の電話をかけ、申し込みが完了してから2時間程度でeSIM再発行に関するメールが届きます。以降は、このメールに記載されている手順に沿ってpovoのeSIM再発行の手続きを進めていきます。
  • ステップ3
    回線切り替えの手続きを行う
    こちらのWEBもしくは電話で回線切り替えの手続きを済ませます。
  • ステップ4
    povoのeSIMを登録していたすべての端末の電源を切り30分待つ
    回線切り替えの手続きが済んだら、povoのeSIMを登録していたすべての端末の電源を切って30分間待ちます。
  • ステップ5
    povoのeSIMを登録する端末にeSIMプロファイルをインストールする
    電源を切って30分たったら、こちらの手順でpovoのeSIMを登録する端末にeSIMプロファイルをダウンロード・インストールすればeSIMの再発行は完了です。

繰り返しますが、当日中にeSIMを再発行したい場合は遅くても16時半頃までにeSIM再発行の申し込み手続きが完了するように早めにお客さまセンターに電話するようにしましょう。
 

eSIMのメリット

このページを見ている人はeSIMについて詳しい人とは思いますが、詳しくない人のために念のためにeSIMについて簡単に触れておきます。

eSIMは、あらかじめ本体に内蔵されたSIM。

これまでのSIMのように、SIMカードを端末に差し込む必要がないのが大きな特徴です。

またeSIMは物理的なSIMではないので、新規でSIMを申し込んだ後に契約した通信事業者からSIMが届くのを待つ必要が無く、eSIM対応の端末のカメラでバーコードを読み取るかアプリからの登録だけですぐに使い始めることができるのも大きなメリット。

番号そのままで乗り換える場合も、新規と同じようにSIMが届くのを待たずに乗り換え先が利用できるようになるのでかなり便利です。
 

まとめ

povoは、povoの提供開始日の2021年3月23日 0時からeSIMに対応しています。

povoをeSIMで申し込めるのは当面は新規とMNP転入の時のみで、auの従来プランからpovoに変更する際にeSIMを申し込むことができるようになるのは2021年夏以降になる点には注意が必要です。

eSIM対応ということで気になるのがeSIM搭載のiPhoneでもpovoが使えるかどうかですが、povoはiPhone 6s以降のiPhoneに対応しているのでauで販売されたeSIM搭載のiPhoneは全て使えます。

またauで購入したものだけでなく、ドコモやソフトバンクなど他社のSIMロックがかかったiPhoneでも、povoのeSIM対応機種ならSIMロックを解除しさえすればauの広いエリアで通話・通信ともに利用することが可能。

さらにSIMロックがかかっていない、Apple Storeで直接購入できるSIMフリーモデルももちろんpovoのeSIMで使えます。

Androidスマホに関しては、公式では現状はPixel 5のみpovoのeSIMに対応ですが、Rakuten Handなど一部のAndroidスマホでもpovoのeSIMが使えたという報告が上がっています。

povoのeSIMプロファイルはインストールする手順も簡単なので、特に迷うことなく設定できるはずです。

povoのeSIMと他の格安SIMを組み合わせることで、維持費は低くしつつ大容量の通信ができるスマホにすることができるのでぜひ活用しましょう。

au povo(ポヴォ)のレビューとメリット・デメリット総まとめ  

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