au povoの対応バンド(4G LTE/5G)まとめ。auやUQモバイルと同じ?


このページでは、povoで使う機種を選ぶうえで最も重要になってくるポイントの対応バンドについてまとめます。

povoのSIMを挿すスマホはpovoのバンドに対応している必要がある

povoのSIMを挿すスマホはどれでもいいわけではなく、povoで使われているバンド(周波数帯)に対応している必要があります。
 

povoの対応バンドは現時点では不明だがおそらくauやUQモバイルと同じ

povoの対応バンドは、現時点では発表されていないので分かりません。

ただ、povoはauのスマホがそのまま使えるので、対応バンドもおそらくauやUQモバイルと同じです。
 

 

auとUQモバイルのバンド

参考として、auとauのサブブランドであるUQモバイルの4G LTE・5Gのバンドをそれぞれまとめておきます。

 4G5G
au・Band 1(2.1GHz)
・Band 3(1.7GHz)
・Band 11(1.5GHz)
・Band 18(800MHz)
・Band 26(800MHz)
・Band 28(700MHz)
・Band 41(2.5GHz)
・Band 42(3.5GHz)
・n77(4.0~4.1GHz)
・n78(3.7~3.8GHz)
・n257(27.8GHz~28.2GHz)
UQモバイル・Band 1(2.1GHz)
・Band 3(1.7GHz)
・Band 11(1.5GHz)
・Band 18(800MHz)
・Band 26(800MHz)
・Band 28(700MHz)
・Band 41(2.5GHz)
・Band 42(3.5GHz)
未定(2021年夏に5G対応予定)

赤太字で記載している4G LTEのBand1とBand18、Band26は、auやUQモバイルのSIMを挿した端末を広いエリアで通話・通信するために必須のバンドです。

言い換えれば、上記3つのバンドに対応していればその他のバンドに対応していなくても大きな支障はなく使えるということです。

auとUQモバイルの対応バンドを比較すると、実は4G LTEのバンドに関してはauとUQモバイルは全く同じです。

5Gに関してはUQモバイルの5Gサービス開始が2021年夏の予定なのでまだ分かりませんが、5Gも4G LTEと同様におそらくauと同じになるでしょう。

次に、各バンドについて解説します。
 

4G LTE

まずは4G LTEのバンドについてです。

Band1(2.1GHz)

auの主要周波数の1つで、日本国内で購入できる端末のほぼ全てが対応しているバンド。

同じくBand1に対応しているドコモやソフトバンクに比べるとau・UQモバイルのBand1のエリアは狭いですが、以下に解説するBand18と合わせることで人口カバー率が99%になります。

つまり、auやUQモバイルのスマホを使う上でBand1の対応は必須条件で、逆にBand1に対応していない端末にauやUQモバイルのSIMを挿しても通話やネットできるエリアがかなり狭くなるのでまともに使えません。
 

Band3(1.7GHz)

Band3は2019年春より新たに追加された周波数帯。

ドコモやソフトバンクも同じ周波数帯を利用していて、auもBand3に参入する形になりました。
 

Band11(1.5GHz)

auのBand11対応エリアはかなり限定されていて狭いです。

そのため、Band11に対応していなくても特に問題はありません。
 

Band18(800MHz)

Band18はauの通信エリアを広くカバーするために使われている周波数帯。

Band18はプラチナバンドとも呼ばれていて、周波数が低いため速度は遅いものの地下やビルの陰などBand1ではつながりにくくなる場所でもつながりやすいのが特徴です。

auの4G LTEはBand1とBand18が同じレベルで主力とされているので、Band18に対応していない端末はauやUQモバイルのSIMを挿してもつながる場所が限定されてしまうほど重要です。
 

Band26(800MHz)

Band26はBand5とBand6、Band18、Band19を内包しているプラチナバンド。

端末がBand18に対応していなくてもBand26に対応していればBand18を掴むので、auやUQモバイルのSIMを挿しても広いエリアで通話や通信が可能です。
 

Band28(700MHz)

Band28はBand18・Band26と同じプラチナバンド。

最近エリアが徐々に広がってはいますが、主要なプラチナバンドであるBand18やBand26に比べれば全然狭いので対応していなくても問題はありません。
 

Band41(2.5GHz)

Band41はWiMAXやWiMAX2+で使われている、高速通信が可能な周波数帯。

Band41に対応していると、WiMAX 2+に対応する端末で高速なネット環境で通信できるのがメリットです。

対応は必須ではないですが、速度重視ならBand41対応のスマホを選ぶといいでしょう。
 

Band42(3.5GHz)

Band42はキャリアアグリゲーションによる高速通信で使われる周波数帯です。

キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯を同時に使用することで通信速度の向上や、安定して高速通信を実現する技術。

auやUQモバイルの端末でキャリアアグリゲーションによる高速通信を利用したい場合は必須となっています。
 

5G

次は5Gのバンドについて。

n77(4.0~4.1GHz)

n77はSub-6と呼ばれる周波数帯で、次に解説するn78を内包しています。

つまり、n78に対応していると記載されていなくてもn77に対応している端末であればn78のエリアで利用できるということです。

なお2021年1月時点では、auのn77は今後サービスを開始する予定とのこと。
 

n78(3.7~3.8GHz)

n78もSub-6で、5Gの主要な周波数帯です。

n77の部分でも触れた通りn78はn77に内包されているので、端末がn78に対応していると記載されていなくてもn77に対応していればn78のエリアでも使えます。

また、逆にn77に対応と記載されていなくてもn78に対応していれば5Gを使えるのがn77とn78に対応しているauのメリット。

ソフトバンクと楽天モバイルはn77には対応しているもののn78には非対応なので、n78対応・n77非対応の端末では5G通信ができません。

端末の対応バンドauソフトバンク
楽天モバイル
n77n78
利用できる利用できる
利用できる利用できる
利用できる利用できない
利用できない利用できない

つまり、auの方がソフトバンクや楽天モバイルよりも機種の選択肢が多いということです。

ちなみに、ドコモの5Gバンドもauと同じでn77とn78に対応しています。
 

n257(27.8GHz~28.2GHz)

n257はミリ波と呼ばれる周波数帯。

n77やn78と比べても周波数が高いため障害物にかなり弱いのがネックですが、総務省が5Gの主な要求条件として掲げる「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」を達成するために必要な周波数のため、利用されることとなっています。

n257は障害物に弱いという性質上広い地域で利用するのは難しいので、都市部など一部の地域での利用がメインとなりそうです。

また、n257については利用できるようになるまでにまだ時間がかかるので、n257に対応していなくても現時点では特に問題はありません。
 

まとめ

povoの対応バンドは発表されていないので現時点では分かりませんが、auの機種がpovoでそのまま使えるのでおそらくauやUQモバイルと同じです。

仮にauと同じの場合、4G LTEについてはBand1とBand18(Band26)に対応している端末ならpovoのSIMを挿しても広いエリアで通話と通信が可能です。

詳細が分かり次第、このページを更新していきます。

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